安く済ませるコツ~長期旅行の服は現地で買おう
長期旅行は絶対に軽めの荷物で行きましょう。不安が先行し、準備段階であれやこれやと詰め込み荷物がどんどん増えていく傾向にあり、特に衣類が大部分を占めるます。事前に沢山の荷物を持って行くと、バッグも重くなりますし、バッグのスペースも占有します。
しかし、よくよく考えると、実は必要なものは現地で購入すればいいのです。
目次
- 服は必要な時に現地で買おう
- 沢山持っていってしまう主な要因-不安だから
- その他、詰め込みすぎる理由
- 古着屋で買うと激安
服は必要な時に現地で買おう
旅行時の衣類はどこの国でも売っているので、必要になったら現地で買うのが一番効率が良いです。
大きな荷物を背負わなくていいですし、事前の出費も減ります。
もちろん、持って行っても悪いことはありません。持っていったら持っていったで、「ほら、持っていきた良かった!」と思うでしょう。
しかし、「ほら、持ってきてよかった!」と思うであろう物を全て持っていくことは非効率にも繋がります。
使うかどうかその時点で分からない物を持っていくのであれば、いっそのこと、持っていかなくてもいいでしょう。
心配しなくても、大概の物はどこでも売っていますし、また、現地で買うのも旅行中の一つの楽しみでもあります。
たくさん持って行くのは不安だから
これいるかなぁ……いるかも
旅行中に、これ必要かも!と、必要そうな物を次々と荷物に詰め込んでしまう心理。それは多くの場合、不安な気持ちからからきていることでしょう。
不安要素には、次の様な不安があげられます。
- これ必要かも!ともしもの事を想定し過ぎてしまうから
- 日本でしか買えない!日本の品質でないと怖い!と日本を妄信してしまうから
- 現地で買うと余計な出費がかかると思っている
もしものことを考えすぎ
「これ盗まれたらどうしよう、念のため2つ持って行こう」、「飛行機から荷物が返ってこなかったら」、「想定より寒かったら」、「無人島に不時着したら、、、」
もしもの事は、考えれば考えるほどキリがなくなってしまいます。
確かに旅行中には想定していない事がよく起こります。しかし、想定外の事に向き合い臨機応変に対応していく力も旅行中に培っていく必要があるので、あまり事前に「もしも」の事を考えすぎて荷物を増やし過ぎる必要はないでしょう。
日本でしか買えない!日本の品質でないと怖い!と妄信してしまうから
「これは現地で売ってないかも!」、「日本で買った服じゃないとすぐにダメになるから!」、「海外で買うのは偽物だから温かくない!」などなど、日本製品を過信して日本で揃えて持っていくという心理もあります。
確かに、日本製の方が安心しますし、素晴らしいものが多いのは確かです。かといって、それはより高品質を追及すればそうなだけであって、普通に使う分にはそこまでの質は必要がないというのが殆どでしょう。
例えば、海外で買った安いTシャツはすぐに首元がダレルから、とか、海外で買った安物ダウンはワタだから、等あるとおもいます。しかし、首元がダレてきたらまた買えばいいだけですし、素材がワタであっても暖はとれますので、細かく考えすぎないようにした方が気が楽でしょう。
現地で買うと余計な出費がかかると思っている
現地で買うと余計な出費になるかと思いますが、実際はそうでもありません。
モノを気にしないのであれば、日本で買うより現地で買った方が安い場合が多いです。
日本と同じような先進国にいきなり行くのであれば日本より金額が高い場合もありますが、途上国などを経由していく場合も多いので、必要な物は途上国で揃えれば日本で買うより大分安いでしょう。
また、先進国にもファストファッションのお店はあるので、特段、アメリカやヨーロッパ等の海外で買うと高いという事にもならないので心配ありません。
また、軽い荷物で行くことで、機内に荷物を預けなくてよくなるため、追加費用が節約できるメリットもありますし、預けると紛失するケースもあるため、そういったリスクも避けられます。
その他、事前に詰め込み過ぎる理由
恰好よくみられたいから
これは初めて一人で海外に行く人に特に多い傾向にあります。海外でダサいと思われたくないから日本で着ているオシャレ着を持っていったり、日本で買った高価な衣類を持っていったり。
また、海外ですれ違う同胞の日本人にカッコよく見られたいからという心理もあるでしょう。
特に女性よりも男性の方がそういった、恰好を付ける事を意識している気がします。
短期旅行ならオシャレ服もいいかもしれませが、長期旅行、特に非先進国だと、紛失したり、壊れたり、傷んだりするの可能性も高いので、高い服は持っていかず、要らない服か、現地で買うなどの方法と取った方がいいでしょう。
準備段階はウキウキだから
とはいえ、旅行は準備中が一番楽しいのは事実です。
希望に胸を膨らませ、あれやこれやと、日本で事前に必要な衣類などをショッピングをしている時間も非常に楽しい時間です。
しかし、実際に行ってみると認識しますが、これいらなかった!とかこんな高いもの買わなくてもよかった!とか、みんな凄いラフな格好してるから安物で良かったんだ!などと気づくことでしょう。
旅行してみると分かりますが、海外のバックパッカーたちも驚くほど、ラフな格好で旅をしています。Tシャツにホットパンツ、サンダル、ダサいリュック、みたいな感じで旅行をしており、それでもサマになっており「そんなんでいいんだ!」と思うことでしょう。
ですので、実際には気合を入れて衣類を揃える必要はありません。
一番荷物のスペースを取るのが服
旅行中に大きな荷物を持っている人を見たことはあるかと思います。
荷物の大きさの殆どは衣類であることでしょう。
大きい荷物を持っている人は、一週間分の服や、厚手の冬服、万が一の為の服などいろいろ詰め込んでしまうことで、結果的にとても重い荷物になってしまい、且つバッグのスペースもかなり取ってしまうことになります。
もちろん、拘りがあって、荷物の軽さなんかよりも”着たい服を重視したい” という旅行者はそれでもいいでしょう。しかしほとんどの長期旅行者は服なんて何でもいいと思っている人が多いでしょう。
もしくは、最初は拘っていたけど、旅行し始めたら徐々に服装はどうでもよくなったという人も多くなると思います。
ですので、特にこだわりが無いのであれば、できるだけ軽い荷物出発した方が、移動がしやすく体力的にも良いといえます。
古着屋で買うと激安
どこの国に行っても衣類自体は購入できますが、特に安く購入できるのが、古着屋です。英語で言うとseconhandshop(セカンドハンドショップ)と呼ばれるお店です。古着屋は大体、どこの国にもありますが、特に途上国の田舎の方に行くと、多く、そもそも古着屋しかないという地域も沢山あります。
そういった、セカンドハンドのお店であれば、100円以下相当の衣類も多く、ダウンジャケットの様な防寒着のアウターでも数百円くらいで購入できたりします。
もちろん、中にはオシャレな服も探せばあるかもしれませんが、そういった類のものではなく、洗濯されていないような衣類が山積みになっていて、そこから自分で手探りに探すようなイメージです。
値段もある場合もありますし、適当にその場で「これいくら」と聞いて、その場でお店の人が決める場合も多いです。
いずれにせよ新品で買うよりかなり格安です。暖を取る事だけを目的に購入するのであれば、日本からわざわざ重い思いをしながらバックパックに衣類を詰めるよりも、必要な時にだけ数百円程度で古着の防寒着を購入した方がいいでしょう。
そういった、古着屋というのは、実は現地の服というよりは、旅行者が残していった物や、先進国から処分されてきた大量の衣類だったりします。ですので、たまにですが、掘り出しものもあり、日本で購入したら中古でも数千円~1万円以上するような衣類が、よく分からない国の田舎の古着屋の衣類の山の中に数百円の値で埋もれているというケースがあります。