【学割?】旅行には学生カードを持っていこう ~安く済ませる方法③~
もしあなたが、現在学生であって、海外長期旅行を予定しているのであれば、ぜひ国際学生証を発行して持って行くとよいでしょう。
対象施設などで学割が利くので、使い方によっては結構お得に旅ができるはずです。逆に、4-5日の程度の短期旅行者ですと、なかなか1回の旅行で発行料金の元を取ることは難しいかもしれません。
目次
- 国際学生証とは
- 日本の学生証を使えるのか
- どこで使えるか(持って行くメリット)
- どうやって発行できるか
- その他詳細
- 事例
- 学生以外の人は無理なのか
国際学生証とは
ここでいう国際学生証とは、通称ISICカードという、国際的非営利団体であるISIC協会が発行する、学生であることが証明される国際的に認められている認証カードです。
以下、ISIC協会の引用となります。
ISIC協会は、
1953年に設立されたISICカードは、現在130以上の国と地域の学生に発行されています。
12歳以上の善良な学生であれば、誰でも手頃な価格でISICカードを購入することができます。ISICアソシエーションは、カード会員の皆様に幅広い機会を提供することで、 異文化理解の促進、教育機会の増大、世界の学生生活の円滑化を支援する役割を果たすことを目指しています。
引用:ISICJAPAN
これに関連して、ISICカードは、1968年以来、国連教育科学文化機関(UNESCO)に承認されています。 ISICカードは、ベオグラードに拠点を置くISICサービスオフィスによって世界レベルで管理されています。
申請及び、購入にて取得できるとあります。
✔ 日本の学生証は使えるのか
日本の学生証は、海外では使えません。しかし、”効力がある場合はある” ということは言えます。
細かいことを気にしないような施設やお店などであれば、”学生であるという” ということだけを知りたい人に対してであれば有効な場合があるというだけです。
つまり、正式な証明書としては日本の学生証は使えません。持って行くことに殆ど意味を成さないので、学割等を使いたいのであればISICカードの発行をしてから行くことをお勧めします。
どこで使えるか(持って行くメリット)
ISICカード保有者は、130以上の国の対象となっている映画館、美術館、書店、公共交通機関、カフェやレストランなど、 学生生活のあらゆる場面で、ISICカードを提示することで、商品やサービス、体験を優待・割引価格で利用できます。
ISICJAPAN
つまり、旅行中に各国の博物館や美術館などの施設、電車や飛行機のチケットといった交通手段からレストランなどの飲食店も学割で利用できますよというお得な制度です。
旅行者にとってこれはかなりお得です。
こちらのページにて対象の施設等を検索することができます。
どうやって発行できるか
ISICジャパンの場合は、オンラインでのみ申し込みが可能となっています。
申し込みページにて、個人情報を入力し、学生証明書を添付し、2,200円をPayPalで支払いが完了すると申請がされ、審査が開始されます。問題がなければ後日バーチャルカードがISICジャパンより発行されます。
PayPalのみの支払いとなりますので、事前登録が必要となります。
その他詳細
- 有効期限 発行から1年間
- 金額 税込み 2,200円
- 年齢制限 ISICの年齢制限は今のところなし
- 資格 卒業とともに資格喪失
- 返金・返品 発行後の解約・返金等原則行われていません
使い方事例
例えば、ISICのwebサイトで検索すると、インドの格安航空会社Indigoが対象となっていたので、Indigoのwebサイトにアクセスし、チケットを検索してみます。
首都デリーから大都市ムンバイへのフライトを検索してみました。
検索結果の運賃タイプの選択をレギュラーから “Students“ に変更してみましょう。
そうすると、表示料金が割引価格へと変更されました。この場合、500ルピー弱割引されています。
現在の日本円にして800円くらい安くなったことになります。これは大きいですね。
学生以外の人は無理なのか
残念ながら、ISICカードは学生以外の人は申請はできません。
しかし、裏技として、海外の路上で偽造のカード発行の商売をしている人達がいます。
金額は交渉次第みたいですが、本物と同じくらいの金額で作って売っている人がいるようです。
特にタイなど東南アジアの旅行者の多いエリアの路上で見かけることが多いです。
正規ではないので、おすすめはできませんが、日本での発行を忘れてしまった旅行者や、そもそもこの学生証という制度を知らずに旅行に出発してしまった旅行者などが利用したりしているようです。
フライト予約など、正式な番号が必要なサービスや施設などでは利用できないと思いますが、細かい事を確認しない美術館や映画館、レストランなどの施設であれば利用できるかもしれませんので、長期旅行者であれば試してみる価値はあるでしょう。
以上となります。長期旅行なら絶対に元が取れるような学割制度なので是非学生の方は事前に取得するのを忘れずに持っていってお得に旅を楽しんで欲しいです。
30歳前なら国際青年証(IYTC)カードの発行もありです
学生でないなら、ISIC協会の国際学生証(ISICカード)の発行は確かにできませんが、30歳前なら、国際青年証(IYTCカード)というカードがあるので、そちらの発行をおすすめします。
若干数のみ対象国、対象施設やサービスが劣るものの、ほとんどISICカードと同じような特典が使えるため、大差はありませんので、同じく2,200円しますが、持っていって損はしないでしょう。
発行手順は同じく、ISICジャパンのサイトにアクセスして、ISIC(国際青年証)を選択して申し込みをします。
申し込み資格:31歳未満 (31歳の誕生日の前日)まで申請が可能
以上となります。国際学生証も青年証も現在はどちらもバーチャルカードとなっているので、一度発行したら持って行くのを忘れたり、失くしたりする心配がないという点も良いですね。