盗まれたのに保険が適用にならない？ケース

海外旅行保険に事前に加入して準備万端！って思っていたのに、いざ盗難被害にあって補償請求したら適用されたなかった。

そんなこともあります。携行品の損害の場合は、次のケースに注意しましょう。

置き忘れて盗まれた場合
伝え方一つ
紛失したとき

置き忘れて盗まれた場合

携行品は紛失した場合には補償がなされないことが多いです。

たとえば、損保ジャパンの携行品損害保険の免責事項には以下のようにあります。

保険金をお支払いする主なケース

携行品損害では、保険のお支払対象となる期間中に、お客さまの持ち物（バッグ、カメラ、時計、衣類、旅券等）が盗まれる・壊れる・火災等の偶然な事故により損害を受けた場合、持ち物1つ（1個、1組または1対）あたり10万円（乗車券等である場合は合計して5万円）を限度として、その時点での価格（時価）、または修理費用のいずれか低い額をお支払いします（自己負担額はありません。）。

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保険金をお支払いできない主なケース

故意または重大な過失
戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変、核燃料物質等
ただし、テロ行為（政治的、社会的もしくは宗教・思想的な主義・主張を有する団体・個人またはこれと連帯するものがその主義・主張に関して行う暴力的行動）は除きます。
無資格運転、酒気を帯びた状態での運転または麻薬、シンナー等により正常な運転ができないおそれがある状態での運転による損害
持ち物の欠陥、または自然の消耗、性質によるさび・変色、機能に支障をきたさない外観の損害
置き忘れまたは紛失

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引用：損保ジャパン　新・海外旅行保険【off!（オフ）】補償内容

保険のお支払いするケースに偶発的な損害とあります。

そして、お支払いできないケースに置き忘れまたは紛失となります。

つまり、盗まれたのが事実だとして、置き忘れて盗まれてしまった場合は対象になりませんよ。ということです。

例えば、観光地の広場のベンチに一眼レフカメラを置いておきました。すぐ目の前で路上パフォーマンスがやっていたので一瞬立ち上がりました、カメラをの存在を思い出し持って行こうと思い、すぐに振り返ったら盗っ人がちょうど持っていってしまいました。

こういう場合は、多くの保険会社では残念ながら “不注意における置き忘れ” とみなされます。

保険会社の定義にもよりますが、離れてしまった時点で置き忘れになることが多いです。

なので身からは話さず持っていたけど盗まれた、もしくは、部屋に侵入されて盗まれたなどでないと、補償を受けるのは、なかなか難しいでしょう。

伝え方一つ

selective focus photography of woman standing wearing white coat holding smartphone

いやいやいや。そんなの一瞬じゃん。1メートルも離れてないし。

実際、盗まれたのと一緒でしょう。

と思うのは当然です。誰でもそう思うでしょう。

ですが規定によりダメなのです。

つまり、伝え方一つです。

blonde haired woman in yellow t shirt wearing black sunglasses holding silver smartphone

正直、このケースですと、実際に盗まれたことには変わりはありません。

保険会社に連絡して伝える時に「ベンチに座っている時に横に置いておいたら盗まれた」と伝えた人は補償の対象になるでしょう。

不正を推奨しているのではありません。“目を離す”の範疇です。

実際、一瞬目を離しただけの差で補償されるされないというのは、かなり虚を突いています。一瞬の差は人によって違います。

つまりは、伝え方一つです。

数メートルも歩いていったわけでもないですし、1分くらい忘れていた訳でもありません。

ほんの一瞬目を離しただけで盗まれたのなら、それもまた伝え方一つの差の範疇です。お互いの感じ方の違いの範疇です。

しかし、旅行をしていると不正請求をする人もたくさんいます。
盗まれてもいないのに、「そろそろ新しいスマホに変えたいから、盗まれたことにする」という人などもいます。

そういう人が補償の対象になり、本当に盗まれた人が伝え方を誤った差で補償されないなんて話は実際にありますし、とても可哀そうです。

しかし、何も知らずに