30歳以上でもOK!海外旅行はユースホステルカードを持っていこう
海外で割引が使える国際学生証は学生のみの発行ですし、青年身分証は30歳まででしか作れません。しかし、ユースホステルカードは年齢制限がないため、発行して持っていけば学割に近い割引を受けることができます。
目次
- ユースホステルカードとは
- 発行の詳細
- メリット
- 宿泊施設の探し方
- ホステル以外にも割引が充実
- 気を付ける点
ユースホステルカードとは
ユースホステルは、ドイツで生まれ、その歴史は100年以上。約80の国と地域に約3000か所の宿泊施設があり、日本には北海道から沖縄まで約140か所のユースホステルが。ユースホステルがあります。
引用:日本ユースホステル協会ホームページ
ユースホステルは「ユース」という名前がついていますが、お子様から年配の皆様まで幅広くご利用いただけます。また、「ひとり旅」や「家族旅行」のような個人旅行の他、合宿や研修会・セミナーなどに適した収容人数の大きな施設もあります。
海外旅行に行く際は、学生や若者であればISICカード(国際学生証)、学生でなくても30歳まででしたら青年身分証を発行して持っていけばかなりお得に旅行ができます。
しかし、学生でもなく、且つ30歳以上の人はユースホステルカードというカードを発行しておけば、学割に似たようなサービスを受けられます。
学割とは異なるので、対象施設やサービスは国際学生証とは異なりますが、場合によっては学割が効かない施設でもユースホステルカードでは割引になったりする事例もあるので、長期旅行であれば持っていても損はないかもしれません。
発行の詳細
年会費(成人パス) | 新規:2,500円、継続:2,000円 |
年齢制限 | 制限なし。年代によって年会費が多少上下 |
発行場所 | 全世界のユースホステルまたは、ユースホステル協会 |
特典 | 全世界のユースホステルをメンバー価格で利用可能 |
その他特典 | 宿泊所以外にも施設などの入場料も割引あり |
ユースホステルカードに登録し、カードを発行すると、日本国内では、日本ユースホステル協会がその任を担っている国内の140カ所以上の宿泊施設が割引料金で宿泊できます。また、登録されている各観光施設やサービスも割引価格で利用ができます。
美術館・博物館や、遊園地、公園、飲食店などといった対象の場所の入場料やサービス料が割引になったりするので、学割に似たような効力があります。
メリット
- 宿泊施設が割引料金で泊まれる
- 約80ヵ国、30,000以上の対象施設に割引料金で泊ることができます。
日本国内にも、140カ所以上の宿泊施設があり、新たに増えたり、閉館したりなど数は随時更新されています。
- 会員しか宿泊できない施設もある
- 割引ではなく、そもそもユースホステル会員でないと宿泊できない専用ホステルもあります
- 年齢制限がない
- 入会資格には年齢制限がないため、子供から老人までユースホステル会員のメリットを享受することができます。
- 宿泊施設以外にも割引制度がある
- 会員になると美術館や飲食店などの対象施設でも割引料金にて利用することができます。
宿泊施設の探し方
宿泊先の探し方はとても簡単です。行きたい場所を選択して検索ボタンを押すだけ!
- ユースホステルの海外webサイトを開く
- https://hihostels.com/
- 自分の行きたい対象国やエリアなどをリストから選択して検索
- 検索結果にユースホステルが表示されるので興味あるホステルをクリック
ホステル以外にも割引が充実
ホステル以外にも、博物館や美術館、遺跡、公園、飲食店といった提携先の入場料や飲食代の割引対象となっている施設もあるので、宿泊しなくても持っているとお得になることが多いでしょう。
年会費が大人ですと2,500円ほどするので、どの程度海外に行くかにもよりますが、バックパッカーの様な長期旅行者であれば元を取れることが多いカードとなっています。
気を付ける点
気づかなかった!
ユースホステルカードを持っているからといって、対象施設の人が親切に「使えるよ!」と教えてくれる訳ではありません。自分で対象のホステルやサービスを確認しないと、折角保持していても割引にならずに通常価格で利用してしまうことになります。
また、施設にユースホステルカードの対象マークをかざしてある事は稀で、自分自身で割引対象かを調べない限り分からないことが多いです。
そのため、後で調べたら「対象だった」という事も割と多いので、カードホルダーは、行く場所を決めたら調べてみるとよいでしょう。
なんだ。昨日行った博物館、ユースホステルカードの割引あったらしいよ。
10$も割引になったのに使わなくてもったいなかったな…。
えー!そうなの!10$も!それはでかいね。ショック…。
ちゃんと調べればよかった。
あくまで、行くと決めてから調べた方がいいでしょう。
最初から割引対象の場所をターゲットにしてしまうと、本当に行きたいからいくのか、安いから無理やり行っているのか分からなくなってしまいます。
例えば、行きたいとまで思っていないのに、わざわざ200円割引になるからと無理やり博物館に行くのも違うでしょう。
また、ユースホステルであれば、一般の人も泊まれることも多いですし、一般の宿泊予約サイトにも出典しているケースが多く、そこのサイトでの個別の割引もあり、そっちの方が割引価格が良いこともあるので、ユースホステルの対象だからと無理やり選ぶと逆に損をすることもあります。
国や地域にもよりますが、ユースホステルは郊外にあることも多く、安いからといって無理やり泊まると、そこまでの移動が億劫だったり、結局そこまでの交通費が高くなってしまうこともあります。
また、折角行ったのに、場所が山で気軽に観光にいけないという事にもなりかねます。
あくまで、泊りたい所を決めてからユースホステルの対象になっているか調べてみるくらいが良いでしょう。