30歳でも間に合う!青年身分証を持って旅行にいきましょう
もし現在学生であって、長期旅行を予定しているのであれば、ぜひ国際学生証を発行して持って行くとよいでしょう。対象施設などで学割が利くので、使い方によっては結構お得に旅ができるはずです。
しかし、すでに学校を卒業しており、国際学生証の発行が難しい場合は、代わりに青年身分証(IYTCカード)を発行して持って行くと良いでしょう。
発行料には2,200円の料金がかかりますが、国際学生証と大きくは変わらない割引料金にて施設やサービスが使えます。
目次
- 青年身分証
- どこで使えるか(持って行くメリット)
- どうやって発行できるか
- その他詳細
- 事例
- 30歳以上の人は無理なのか
国際青年証(青年身分証)とは
IYTCカード(International Youth Travel Card)といってISIC協会という国際非営利団体が発行している、国際的に認められた青年の身分を証明するカードです。
ISICカードの記事でも記載しましたが、ISICカード(国際学生証)は海外旅行でも学割が利いて非常に便利な証明書なのですが、学生でないと発行できない一方、こちらの国際青年身分証であれば31歳になる前に申請して発行すれば、国際学生証に近い効力のある証明書を発行することができます。
以下、ISIC協会のWebサイトの引用となります。
ISIC協会は、
1953年に設立されたISICカードは、現在130以上の国と地域の学生に発行されています。
12歳以上の善良な学生であれば、誰でも手頃な価格でISICカードを購入することができます。ISICアソシエーションは、カード会員の皆様に幅広い機会を提供することで、 異文化理解の促進、教育機会の増大、世界の学生生活の円滑化を支援する役割を果たすことを目指しています。
引用:ISICJAPAN
これに関連して、ISICカードは、1968年以来、国連教育科学文化機関(UNESCO)に承認されています。 ISICカードは、ベオグラードに拠点を置くISICサービスオフィスによって世界レベルで管理されています。
どこで使えるか(持って行くメリット)
ISICカード保有者は、130以上の国の対象となっている映画館、美術館、書店、公共交通機関、カフェやレストランなど、 学生生活のあらゆる場面で、カードを提示することで、商品やサービス、体験を優待・割引価格で利用できます。
ISICJAPAN
つまり、旅行中に各国の博物館や美術館などの施設、電車や飛行機のチケットといった交通手段からレストランなどの飲食店も割引料金にて利用できますよというお得な制度です。
こちらのページにて対象の施設等を検索することができます。
どうやって発行できるか
ISICジャパンの場合は、オンラインでのみ申し込みが可能となっています。
申し込みページにて、IYTCを選択して個人情報を入力し、2,200円をPayPalで支払いが完了すると申請がされ、審査が開始されます。
問題がなければ後日バーチャルカードがISICジャパンより発行されます。
PayPalのみの支払いとなりますので、事前登録が必要となります。
その他詳細
- 有効期限 発行から1年間
- 金額 税込み 2,200円
- 年齢制限 31歳になる前まで申請可
- 返金・返品 発行後の解約・返金等不可
対象サービスの検索方法
例えば、ISICのwebサイトで検索するときに、Filterと書かれた絞り込み機能でIYTC(青年身分)を選び検索すると青年身分証で利用できるサービスが表示されます。
デフォルトでは国際学生証の検索結果が設定されているので、”IYTC”に変更するのを忘れないようにしましょう。
31歳以上の人は無理なのか
残念ながら、IYTCカードは31歳になってしまった人は申請はできません。
しかし、タイなどの東南アジアでは国際学生証(ISICカード)の方を作成して販売する商売をやっている人達がいるようです。
1,000円~2,000円程度の本物と同じような金額で商売をしています。
正規ではないので、お勧めはしませんが、そういったものを利用している旅行者も見かけます。
ISICの番号などを入力するサービスなどでは使えないでしょうが、カードを見せるだけのような映画館やカフェなどでは見た目が若ければ使えるかもしれませんね。
以上となります。国際学生証も青年証も現在はどちらもバーチャルカードとなっているので、一度発行したら持って行くのを忘れたり、失くしたりする心配がないという点も良いですね。
「もう学生じゃないから」と諦めずに是非、31歳未満の人はIYTCカードの方を事前に発行して持っていくことをお勧めします。