トレッキングは適用外?【海外旅行保険注意事項】
どんなに手厚い補償の保険に加入して旅行に出発したとしても、その使い方や補償内容を知らないと全く無用の長物になってしまう可能性があるため、旅行保険加入時にはよく規約、規定などを読んで注意する必要があります。
目次
- 海外旅行保険が使えない場合も?
- アクティビティ時には要注意
- 保障期限が切れていた
海外旅行保険が使えない場合も?
海外旅行保険は旅行者に非常に便利で心強いサービスではありますが、場面や状況、または使い方によっては適用されない場合もあります。
そうならない様に特に次の様なケースには注意しましょう。
アクティビティに参加するとき
旅行中には楽しい思い出を作るために様々なアクティビティに参加することでしょう。
例えば、トレッキングをしたり、乗馬をしたり、気球に乗ったり、バンジージャンプをする人もいるかもしれません。
しかし、海外旅行保険では、危険度が高いと想定されるアクティビティは保険の適用から除外されていることが多いです。
対象アクティビティは海外旅行保険のサービスによって異なりますが、概ね、主要な活動の中では、“登山“については適用外となっていることが多いです。
何も知らずに参加して怪我をしたが保険会社による補償がなされず、自腹で入院費用を支払うという状況に陥ってしまいます。
トレッキングをする際は要注意!
トレッキングもダメなの?
旅行中にトレッキングをする機会のある旅行者は多いと思いますが、トレッキングは保険の対象になるけど、登山は対象外としている保険会社は多いです。
トレッキングでは、高山病にかかり、ヘリコプターを呼んで急遽下山するケースがあります。
高山病は、高山ではなくても2,000m台の山でもかかります。
ヘリコプターを呼ぶと国にもよりますが数百万円以上かかると言われています。
トレッキングと登山の違いはなに!!?
一緒じゃん!!
トレッキングが保険の対象になるけど、登山は対象にはならないケースがありますが、トレッキングと登山の違いは何?と思うかと思います。
例えば、三井住友海上保険の海外旅行保険の特約には以下のようにあります。
つまり、規約では、ピッケルやアイゼンを使うような山登りは、トレッキングではなく ”登山” と認識しますので、保険対象外ですよと規定しています。
ですので、もしトレッキングをする予定、もしくはすることになった場合は、どのレベルのトレッキングでどのレベルの山なのかを事前に確認しましょう。
また、軽いトレッキングであっても個人的に上記の様な道具を使ってしまった時点で登山とみなされるので、使用する際は注意しましょう。
その他、現地で何かアクティビティに参加する際は、事前に規約を確認すると良いでしょう。
たとえば個人で行った場合は保険適用の対象にはならないけど、募集型の企画に参加した場合は保険対象ですよ等、申し込んでいる保険によってルールは様々です。
もし、登山やバックカントリースキーなど危険なアクティビティを予定している場合は、専用の保険があるので、そういった保険に加入するなどすると良いでしょう。
アクティビティ専用保険もある
期限が切れていないか確認しましょう
期限が切れてた…
どんなに手厚い保険に加入していたとしても保険適用期限が切れていたら当然意味がありません。
保険の延長時は注意
延長するの忘れてた
出発時は、当然準備万端で行きますから皆期限の問題は大丈夫なのですが、途中で旅程が延びた人や、途中で保険期間を延長するつもりでいた人が保険の更新しを忘れてしまうケースに要注意です。
やろうやろうと思っていたけど、うっかり忘れてしまった!そんな時に限って怪我や病気をしてしまうなんて事も。
保険の切れる数日前にアラート等を設定して、延長や切り替えを忘れないようにしましょう。