旅行中にぼったくられない心得
海外旅行中のぼったくり被害は日本ではなかなか経験しない事であるため、被害に遭う可能性は実際かなり高いと言えます。
短期旅行であれ長期旅行であれ、正直ぼったくり被害に全く合わずに旅行を終えるというのは、なかなか難しいかもしれません。それでも少しでも減らすための心得はあります。
目次
- 旅行中のぼったくり被害を減らす方法
- 相場を把握する
- 交渉を粘る
- 心得-ちょっとだからいいやと思わないこと!
旅行中のぼったくり被害を減らす方法
旅にぼったくりは、ある種、付きものなので、完全に無く帰国することはまず難しいかもしれません。自分がぼったくられていないと思ってもぼったくられているケースもあるでしょう。
完全に無くすことはできなくても、その被害の数や度合いを低くする事で、損害を最小限に抑えることはできます。
ぼったくり被害の対策に全て共通して言えるのは、”相場感の把握”と”粘る” という事です。
相場観を把握する
何か買い物する際やタクシーを利用する際などに、相手の言い値で即決するのではなく、例えば、最初に半分の値で言ってみる、もしそれですぐに「OK」と言われてしまったら、それでも高かったという事になるでしょう。
そうやって、何度か交渉を繰り返して、相場感を把握していくことで自分がどのくらいボラレているのかが分かるので交渉しやすくなるでしょう。
また、商売人と全く関係の無い地元の行きずりの人に金額を聞くというのも手です。
すみません。〇〇駅までタクシーだと大体いくらくらいかしら?
そうね。ここからなら5$もあれば行けるわ。
そんなに安いの!(タクシーの運転手は15$って言ってのに)。
ありがとう!
このように、地元の人に聞くとすんなり相場が分かります。相場を把握しておけば、いくら位で相手がボッタくってこようとしているかが分かり、自分が料金を妥協できるラインも定まってくるでしょう。
交渉を粘る
例えば、よくぼったくり被害に遭うのがタクシーなどの交通系や買い物だと思います。1回、2回のやりとりの末、その金額でOKをするのではなく、本当に何度もやりとりを重ねましょう。
そして、値段を聞いてみて、自分の希望の金額にならなければ、歩き去りましょう。その場で決めない事も ”粘る” うちにはいります。
ボッタくられる人の多くは、何故かどうしてもその場で交渉を成立させたいと思いこんでしまい、相手が有利になってしまっているケースが多いです。
しかし、自分の望んでいる金額でなければ無理にその人と交渉を成立させる必要はありません。
本当に商売を成立したい人であれば、立ち去ったら、「分かった、分かった、じゃあその金額でいいよ」と追っかけて言ってきます。
その場で立って交渉したのであれば、優位に進めることは難しいかもしれませんが、本当に諦めて立ち去れば、相手も手のひらを返してくるかもしれません。
タクシーであれば、急いでいないければ、4台くらいそれで交渉してみると良いでしょう。
「じゃあいい」と立ち去ると、最終的に「分かったよ、乗りな」と言われるでしょう。
心得 – ちょっとだからいいやと思わないこと
例えば500円を700円と言われ、ぼったくられたり、30円を50円と言われ、ぼったくられたりする事はよくあります。
そういう時に、「ちょっとだからいいや」と思わない事が非常に大事です。
確かに短期旅行であれば300円であっても、5,000円であっても、「まぁ、海外旅行だからしょうがないかな」と思えますが、長期旅行ではその積み重ねが大事になるので、ぼったくられない人と気にしない人とではもの凄い差になります。
例えば、一日平均500円程度をぼったくられている人であれば、1ヵ月で15,000円程度の被害で大したことないと思うかもしれませんが、半年も旅行している人であれば9万円になります。9万円もあれば航空券すら買える金額です。チリツモなので、そういう風に考えるようにしましょう。