旅費を安く済ませる方法④ 旅行中は人とシェアしよう

person holding a slice of pizza

バックパッカーは1人や2人といった少人数で旅行に出発することが多いですが、旅行中に様々なことを他の旅行者とうまくシェアすることができれば、それだけでたいぶ旅費を抑えることができます。

一人旅であることには変わらないのですが、それにも関わらず、一人分で計算していた予算よりもかなり低く抑えることが可能なので、旅行中は他の人と積極的にシェアをしてみましょう。

目次

  • 旅行中はシェアして節約して楽しもう
  • 個室部屋をシェア
  • タクシーをシェア
  • ツアーをシェア
  • 食事をシェア
  • 注意点

旅行中はシェアをして節約して楽しもう

positive women unpacking luggage in hotel

大概の旅行者であれば、事前に大まかな予算が決まっており、その中で訪問国ごとの予算、月間の予算、1日の予算と細かく目安を決めていることでしょう。

もちろん、旅行中は予算を上回ることもあり、そうすると他の予算を削ったりして、トータルで均していくように計算して使っています。

バックパッカー旅行の予算事例
予算イメージ

例えば、インドであれば、1日に食費で500円、交通費500円、宿泊費500円、その他予備費500円の合計2,000円を目途にしている旅行者がいるとします。

しかし、全く移動しない日もあれば、朝食が宿泊所に付いる場合もあるのでそういう時はその分の予算が浮くため、合計で均して予算内に収まるように努力します。

しかし、下回るという事は上回ることに比べるとそこまで多くないのが実情ですが、旅行中にうまく人とシェアをすることができれば予算を大きく節約することが可能です

部屋をシェアすると安く個室に泊まれる

two single beds in well lit room

ドミトリー部屋よりも安い?

ドミトリールームは確かにシングルルームに比べ宿泊費が安いですが、プライベートも無いですし、セキュリティにも気を配らないといけません。

そして何よりリラックスがしづらいという点があります。
旅の途中には高くてもたまには個室に泊まりたくなる時もあります。

しかし、仲良くなった人や、気がおける人を見つけ個室のシェアをすれば、じつは個室はドミトリールームよりも安く宿泊できとてもお得になることもあります

例えば、ドミトリールームが1人400円で泊まれるゲストハウスがあるとして、ツインベッドの部屋が700円だとします。

そうすると、2人でシェアをすれば一人350円で個室に泊まれることになります。

twins playing guitar together
women chilling inside their dorm room

他にも、例えば4ベッドのドミトリールームを旅の途中で仲良くなった4人で泊まってしまえば、その部屋は実質4人の個室となります。

全員知り合いのため、鍵をして誰も入って来れないようにセキュリティを高めることもできます。

そういう風にうまくシェアする相手を見つけると、宿泊費も抑えられて、しかも個室ということで、よりリラックスできる空間となります。

タクシー(乗り物)をシェア

lighted taxi signage

ライドシェアするのは、タクシーじゃなくても何でもいいのですが、旅行をしていると、公共交通機関が無い、若しくは少ない場所があります。

そういった場所では、タクシーなどの個人移動手段に頼ることになりますが、低予算の長期旅行者はあまり頻繁にタクシー等を使いたくないという事情があります。

しかし、タクシーも人と相乗りしてしまえば、かなり安く乗ることができます。
最大4人乗れるので、乗り物をシェアしたい場面では、周りに同じような人がいないか探してみましょう。

乗り物をシェアしたい場面

  • 公共交通機関がほぼ無い場所
  • バスや電車の本数が少なく、待ち時間が長い時
  • 公共交通機関よりも明らかに、シェアした方が安くて早い時
  • ずっと一人でいると危険そうな場所
  • 夜や早朝に到着し、一刻も早く着きたい時

上記のような相乗りしたいとな思う場面では、だいたい他の人も同じ心境のため、是非声をかけてみましょう。

目的地が同じ人がいたら便乗しよう

空港や電車の駅などに到着すると、主要観光地であれば、駅に降り立った瞬間に他のたくさんの旅行者がいます。

そして、他の旅行者もだいたい目的地が一緒なので、彼らがタクシー等の乗り合い自動車に乗ろうとしていたら、声を掛け、一緒に乗ると良いでしょう

women standing on the street

ねぇ、私たちこれから〇〇に行くんだけど、もし良かったらタクシーシェアして乗らない?

いいね。ありがとう、そうしてもらえるとこっちも助かる

向こうも人数分の乗車料金が安くなるため、嫌がられたりはしないでしょう。

もしくは、自分でその場で先導して一緒に行く人を募ってタクシーに乗るのもいいと思います。

いずれにせよ、そういう場所ではモジモジしていると自分が損をするので、積極的に声をかけてみましょう。

相乗りは、安全のために、地元の人ではなく、同じような大きな荷物を背負っている男女で明らかにバックパッカーという人達を選らぶようにしましょう。

相乗りするメリットは他にもたくさん

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旅行中に相乗りをするメリットというのは、他にもたくさんあります。

  • 相乗りするとボッタくられづらい
  • 人数が多いと危険性が減る
  • 多少ぼったくられても人数で割るので被害が最小限

数人で一緒に乗り合い者に乗ると、ボッタクられないという利点があります。

発展途上国などでは、タクシーなどの個人乗車の場合、旅行者はボッタくりの被害に遭うことが多いですが、数人で乗るとそれもされづらいですし、何より人数が多いので危険が少なく安心です

tourists riding a red piaggio ape calessino on concrete road

特に女性であれば、複数人で乗った方が絶対良いですし、その中に男性バックパッカーもいればさらに心強いでしょう。

ツアーをシェア

joyful friends bonding near modern helicopter

各地では、旅行社が催行企画のようなツアーを出していたり、バス会社などが小型バスで人数を集めて出発するような募集企画が頻繁にあり、旅行中にはそういったツアーを利用する機会が訪れるでしょう。

複数人のツアーに参加する場面

  • 人数が集まらないと催行されないツアーに参加したい時
  • 人数が増える分だけ安くなるとき
  • 自力で行くのが難しい観光地の場合
  • ツアーじゃないと絶対体験できないよう事があるとき

✔〇〇人以上集まらないと企画自体がボツになるというツアーもあります。

例えば100Km離れた有名な場所に日帰りでミニバンを貸し切って行く企画があったりします。

そういう時は他の人に混ぜてもらったり、自分で先導して人を集める必要があります。
企画スタッフが集める場合もありますし、自分達で集めないといけない場合もあるので、モジモジせずに自分で話しかけないといけません。

✔人数を集めた分だけ安くなるという企画もあります。

例えば1万円でミニバスを貸し切っていく観光地の場合、4人でいったら一人2500円ですが、10人集めたら一人1,000円になり一気に安くなります。

そういった時も、自分達で人を集める必要があるでしょう。

auto beach car desert

✔ツアーの方が明らかに行きやすい時

バックパッカーの基本は、”公共交通機関を乗りついで費用を抑えて自力” という印象がありますが、どうしても自力で行くには、労力的にきつかったり、時間的に厳しかったりする場合があります。

ツアー企画

そういう時に、人数を集めて一緒に行くツアーに参加した方がてっとり早いことが結構あるので、同じ目的の人を探してツアーを企画すると、安く早く済むことができます。

✔そもそもツアーじゃないと体験できないようなこともあります

hot air balloon

例えば、ヘリコプターに乗ってグランドキャニオンを周遊したり、気球やフェリーに乗って朝日を見たりなど、ツアーでしか企画されないものもあったり、個人で頼むと規格外の値段になるような体験もあるので、そういう時に人数を集めたツアーに参加します。

食事をシェア

foods on the table

食事をシェアすることで沢山の料理を楽しめます
食事は旅の醍醐味ですし、おいしい食事を目的に旅行をしているという旅行者もいるくらいです。

旅行中は、各地のご当地グルメだったり、たまには有名なレストランなどにも行ったりする事もあると思います。

そういう時に、一人だと1品しか頼めなかったりしますが、例えば5人で行けば沢山の料理を頼み、みんなで小分けして色んな料理が楽しめたりしますので、是非仲良くなった人がいたら、誘って行ってみましょう。

旅行中は食事をシェアすると良い
crop friends taking slices of delicious pizza from cutting board

注意点 ~シェアする人に気を付けよう~

バックパッかカー友達

旅行中は、騙されてお金を盗まれたり、危険な思いをしたりなどの被害もあります。

シェアをする人は誰でもいいという訳ではなく、良く見極めましょう。

特に部屋のシェアであれば、数日一緒に旅行して仲良くなってある程度その人を知っていたり、女性であれば同姓であったり、年代が近かったりなどの ”旅行者” に限定しましょう。

不安であれば、無理に安くなるからとシェアするのではなく、一人で泊まった方が良いです