クレジットカードは海外キャッシング機能のあるものを持って行こう
海外旅行に行く際はクレカと海外キャッシュカードを持って行く人が多いと思います。クレカは特に、海外保険や、マイル等のポイントだったりを考慮して持って行くと思いますが、海外キャッシング機能のあるクレカを一枚は入れておくと良いでしょう。
目次
- 海外キャッシングとは
- 引き出し方
- 引き出しに失敗する場合
- 海外キャッシング機能は大概付いてる
- 出発前に確認しよう
- 何かあった時に使う
海外キャッシングとは
クレジットカードの海外キャッシング機能とは、海外のATMで現地通貨のお金を借りて引き出すことです。
クレカに付いている海外国際ブランドとATMが対応していれば利用できます。
お金を借りるというと、不安になる人もいるでしょうが、利用した分はクレジットカードと同様に翌月一括返済でき、利用方法によっては両替の手数料よりもお得な場合があるので、むしろ好んで利用する旅行者もいます。
両替手数料がかからず、かかるのは為替差益とATM手数料と利子です。
利子は、大概どこも年率18%程度です。
つまり、10万円借りたら1年間で約1万8千円を追加で支払う必要があります。しかし、大概のカードは翌月引き落としなので、1月で返済することになるため、10万円借りたら、1,500円程度でしょう。しかも、日割り計算されるため、借りてから引き落とし日前日までの計算です。
更に、事例では10万円としましたが、そこまで多くの額を借りることは少ないので、3万円であれば1ヵ月だとしても450円程度の返済利子ということになります。
多くの利用者に好まれる理由は恐らくこれでしょう。数日で返済してしまえば、その分の利子しかとられないからです。
いくら年率18%といえども、それは年利なので、1日で返済すれば0.049%です。
ですので、例えば、1万円を現地通貨でおろし、翌日にインターネット口座経由で返済すると利子は1日分、つまり4.9円のみしかとられません。2日後でも9.8円、10日後でも49円ということになります。
ですので、早く返せば返すほど余分なお金がかからない為、ATMで海外口座から引き出したり、交換所で交換するよりも合計で出費が少なく済むことも多いです。
先払いを受け付けていないカードもあるかもしれません、発行会社に確認してみましょう。
引き出し方
海外のATMでの海外キャッシングの使い方は、意外と難しいです。というのも、言語が日本語でないのと、仕様がATM機によって異なるからです。
ATMによって、表記や、流れは異なりますので一概にこちらが正解ではないのですが、以下ような流れや仕組みのATMが多いので事例として載せます。ご参考ください。
- ATMの言語を ”English” を選択
- 言語を英語を選択します。日本語があれば日本語を選んでも構いません。
※ここでは英語を選択した場合
- ”cash withdrawal” を選択する
- カードのPINコードを入れた後に、現金引き出しを意味する、cash withdrawalのボタンを押します。
- ”Credit Card” を選択する
- 引き出し先として、クレジットカードという選択肢が出てくるので、そのボタンを押します。
- 指定の金額を選び ”Enter” ボタンを押す
- 指定額を選択、または自分で金額を入力し、Enter(決定)というボタンや ”〇” など決定に該当するボタンを押してお金が出てくるの待ちます。
引き出しに失敗する場合
何で使えないの!
初めてでなくても、海外のATMでの利用は失敗することが多いです。PINコード入力までは成功しているのに、最終的に引き出せないということがあります。
そうなると不安になってしまいますが、理由を解消すれば引き出せるので、思い当たる節がないか確認しましょう。
引き出し失敗事例
- そのATMでの操作方法が正しくない
- 海外キャッシングの制限をかけてしまっている
- そもそも海外キャッシングが付属してないカードだった
- ATMと自身のカードブランドが一致していない
- ATMでのやり方が正しくない場合は、押しているボタンなどがどこかで間違っているので、何度かトライし直すと良いでしょう。
- カード自体に利用制限をかけてしまっていた場合は、そのカード自体の解除方法を確認してみましょう。大概のカードの場合は、webサイトにて海外キャッシング制限を解除できます。
- そもそもキャッシング機能が付属していなかった場合は、諦め、別のカードでトライしましょう。
- ATMと自身のカードブランが一致していないと使えません。JCBカードであれば、JCBマークがATMに付いていなければ使えないでしょう。自身のカードを見直しましょう。
何かあった時のために持って行こう
念のために入れておこう
「海外ではATMで口座から直接卸すからキャッシングは必要ない」という人も多いと思います。
しかし、普段使いのカードが壊れたり、盗まれたり等、利用できないことも起こり得るので、そういった際のもしもの場合にも使える手段なので、一枚はキャッシングが使えるカードを持っていくと良いでしょう。
普段は使わないけど、最終手段として使える。くらいには思って持っていた方が何かあったときにも便利です。
出発前に確認しよう
出国する前に事前にカードの情報をインターネットのwebサイトや、自身の契約書類などでキャッシング枠が付いているか確認してみましょう。
- 海外での利用有無
- 上限利用額
- 返済方法
- 返済スケジュール
- 利用条件
といった詳細が確認できるので、見てみるとよいでしょう。
とはいえ、大概のクレジットカードは海外キャッシング機能は付いているので、複数枚持っていればどれかしらは使える可能性が高いです。
しかし、もしかしたら申し込み時に付けていないかもしれないですし、または、自分で制限をかけてしまっている可能性もあるので、出発前に一度確認してみると安心でしょう。