【注意】改定あり!カード付帯の海外保険の条件を確認し直そう
海外旅行に行く多くの旅行者は、クレジットカードに付帯している海外旅行保険も充てにしているかと思います。個別に保険に加入していても、カードの保険も加味していることでしょう。しかし、カードの補償条件はたまに改定され、利用者に不利な条件になることが多いので都度、事前に確認しましょう。
目次
- クレジットカード付帯の保険はたまに改定される
- 改定はわざわざ教えてくれない
- 利用者に不利な条件に改定されることが多い
- よく改定される項目事例
- 自動付帯から利用付帯
- 公共交通乗用具の利用
- よく改定される項目事例
- 2度目以降の旅行に注意
クレジットカード付帯の保険はたまに改定される
海外旅行に出発する際には、保険付帯のクレジットカードを持っていって、何かあったときの海外傷害旅行保険としても活用する側面があることでしょう。
しかし、気を付けないといけないのは、各カードの海外保険の適用条件がたまに変更されることがあるという事です。
え、適用されないんだけど…
非常事態のためにそのクレジットカードを持っていったのに、適用条件が変わってしまったために使えなかったという事態になりかねると、自分が想定していない大きな損害を被るため、事前にカード付帯条件が改定されていないか確認するようにしましょう。
改定はわざわざ教えてくれない
「もしもし、あなたのカードの付帯保険が改定されることになりました」
こんにちは。〇〇カードですが、3か月後より、カード付帯の保険が規約改定されるのでご注意ください!
カード会社がわざわざ電話で改定について教えてくれる訳ではありません。
カードホルダーに改定のメールなどが送られてくることはあるかもしれませんが、利用していない時にわざわざカード会社から配信されてきたメールに都度関心を持って目を通すという人は少ないでしょう。
また、旅行をする時に航空券をカードで買ったからといって、わざわざ教えてくれる訳でもありませんので、つまり、改定は、自分で能動的に情報を得ようとしない限り気づかないことが多いです。
利用者に不利な条件に改定されることが多い
後から改定されるものというのは、何事でもそうですが、基本的には利用者に有利に改定されることは殆どありません。
大概の変更は利用者にとって不利な条件に改定されることが多いです。
ですので知らないと損をすることになります。
よく改定される項目事例
利用者に不利に改定される事例として以下があります。
- 自動付帯から利用付帯
- 公共交通用具の利用
自動付帯から利用付帯へ条件変更(エポスカードの事例)
上記改定はエポスカードというクレジットカードの海外保険規約の改定の内容です。
もともと、海外旅行に持って行けば勝手に適用される ”自動付帯” でしたが、カードで旅行費用を決済しないと適用されない、”利用付帯” に変更されています。
こういう情報も気づかないで持っていっては、後から気づいても後の祭りです。
公共交通用具の利用条件の変更(楽天カードの事例)
こちらは楽天カードというクレジットカードの海外保険の規約改定についての案内ですが、公共交通用具の利用条件が変更されています。
こちらは、内容を読むと、クレジットカードでの旅行代金決済が今まで飛行機や電車のチケットなどの公共交通用具であればOKだったのが、今後はNGになり、募集企画型の代金、いわゆる旅行会社で申し込んだツアー代金決済等でないと適用にならないという変更のようです。今までと比べるとかなり厳しい改定に見受けられます。
個人で航空券を予約していく旅行だと対象にならないことになります。
このように、各カードによって大分厳しく条件が改定されていますので、事前に把握していないといけません。
2度目以降の旅行に注意
同じカードを持って行く場合は、二度目に旅行に行く際に要注意です。
何故なら、一度目に持って行く時は規約を確認しているからです。多くの人は、2回目以降は、勝手に前回と同じ条件だと思い込んで持っていくことが多いです。
しかし、実際はその間に規約が大きく改定されていることもあり得るので、2回目以降も旅行に行く前に持って行くカードの補償適用条件を確認しましょう。つまり、確認は毎回しないといけないという事になります。