海外でのSMS認証に注意! 受信できないと困る
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最近ではネットでの金融資産のセキュリティにどこも携帯番号のSMS(ショートメール)を使い始めており、安全度は高まったものの、海外にいる際にSMSが利用できなく、お金を口座から一切動かせなくなるという最悪のケースが起こり得ます。渡航前に自身の設定等を確認しましょう。
目次
- セキュリティに電話番号のSMSが必要なケースが多い
- SMSが使えなくて困るケース
- SMSが海外でも使えるパターン
- 事前にできること ‐渡航前に確認、設定、変更
- 最悪のケースを想定しておく
セキュリティに携帯のショートメール(SMS)が必要なケースが多い
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海外旅行に行った際に、海外キャッシュカードや、クレジットカードを利用したり、インターネットで送金したりする人は多いと思います。
しかし、以前はネットでの銀行口座やクレジットカードのネット利用時はEメールでの認証が多かったのですが、最近はセキュリティ強化のため、どこも携帯電話番号へのSMS(ショートメール)での本人確認が増えています。
そうなると、海外でSMSが受信できないと、ネット銀行口座でお金を動かしたくても利用できないため、それを想定していないと海外でお金が使えず右往左往してしまうことがあるかもしれません。
SMSが使えなくて困るケース
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終わった
海外にいる時に、SMSが受信できなくて困るケースは多々あります。送金、振込時がメインですが、最近はネットバンクの自身の登録情報を変更するだけでもSMS認証が求められることも増えています。
主に海外滞在中に困るのは、以下の様なケースが想定されます。
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海外に滞在している時に、上記の様なケースで自分の口座で送金、振込等をしたい時は頻繁にあります。
しかし、その際に、SMS認証が求められてしまうと、ショートメッセージが受信できないとそもそも何もできなくなります。
なぜSMSが使えないかというと、海外のSIMカードに替えていることが多いからです。海外でも日本のSMSを受信できる人はいいのですが、そうでない人は本当に途方に暮れるでしょう。
海外のSIMカードに替えていると、当然、日本の電話番号へのショートメールは受信できません。
SMSが海外でも使えるパターン
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やった!受信できた!
日本の携帯番号のSMSが使えさえすれば、問題ないのです。
SMSが海外で受診できる事例とそうでない事例は以下になります。
使えるパターン
- 日本で利用しているSIMが海外でも対応している
- 海外ローミングをオンにすれば、受信料は高いが受信自体はできる
このように、日本で通信キャリアと「海外ローミング〇〇GBまで可」などのプランで契約していたり、最初から内包されているようなプランであれば、海外でも日本の番号でSMSを受信できるでしょう。
または、海外で受信料が高くてもいいから、受信したいという場合はローミングを一時的にONにして、一通数百円程度かかるかと思いますが、受信はできるかもしれません。
しかし、以下の様なそれが効かない人は要注意です。
使えないパターン
- 日本から渡航する際に日本のSIMカードを置いてきた
- 日本で使用しているSIMカードが海外ローミング自体に対応していない
- 日本の携帯電話を解約してから渡航した
事前にできること ‐渡航前に確認、設定、変更
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- SMS認証をやめる
そういう設定ができるのあれば、海外に行く際はSMS認証をやめてEメールでの認証に変えるなどしましょう。
ただ、できないものも多いです。
- 日本で使用しているSIMがローミング通信できるか確認
別に高くても良ければ、使えるんでしょ!と思っている人もいるかもしれませんが、海外ローミング自体が使用できない通信キャリアもあります。
自身の契約しているキャリアの海外ローミングを確認しましょう。
- 複数の決済手段を持っておく。特に現金
一番困るのは、海外でお金が尽きることです。キャッシュカードのお金も尽きた、海外キャッシングも使えないという事態です。
ですので、最悪の場合、日本に帰国できればいいので、現金を日本円や米ドルで3万円~5万円分程度を入れておくことをお勧めします。そうすれば帰国までの数日間を凌ぐことができます。
現金されあれば、銀行を見つければ現地通貨に交換ができるので、何かあった時のために持っておくのは必要です。
最悪のケースを想定しておく
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例えば、誰かと一緒にいてお金を貸してくれる等、最悪の事態でも対応できればいいのですが、一人で旅行している人はそういった信用してくれる人を見つけるのも一苦労でしょう。
しかも、お金を借りれたとしても、それは基本的に帰国費用となり、事実上、旅行の終了を意味します。いつまでも知人にお金を苦心できる訳ではないので、一回帰国して立て直さないといけなくなります。
そんな旅の終わり方は面白くないので、旅行を楽しく続けるために、セキュリティ面だけでなく、実際にどういった場合にSMS受信できなくても使えて、どういった場合に使えないのか、というケースを把握して対策しておくことが重要です。