長期旅行者は航空券を予約しない方がいい
長期旅行者はある程度、長い距離の移動時のフライトチケットを事前に予約してしまっているケースが多いです。
しかし、意外かもしれませんが、長期旅行者ほどフライトチケットは直前の購入がお勧めです。事前予約は、出国チケットのみで良いでしょう。
航空チケットは移動の直前に購入した方がいい
何で航空券買ったんだろう
長期旅行者は、出国前にあるていど大まかに移動ルートや行きたい国などを決めていることでしょう。
それ自体はいいのですが、予めフライトのチケットを取ってしまっている人も多いです。確かに事前に取っておいた方が安く買える可能性もありますし、セールなどのタイミングで触発されて取ってしまう人も多いでしょう。
若しくは、世界一周周遊プランなどのチケットを買う人もいます。
予め、確実に絶対この日程でこのルート!と決まっている人であればそれでも良いかもしれません。しかし、それ以外であれば、移動の航空券の購入は直前の方が良いです。
なぜなら、旅行中にはしょっちゅう予定が変更されるからです。
旅行中は心境の変化がたくさん起こる
もっとここに居たい
一度長期旅行に出てしまうと、心境の変化の連続です。
最初に決めていたルートなんて意味の無いくらい自分の気持ちが変わり、行き当たりばったりの旅行をします。
旅行中の心境変化は主に次の様なものが多いです。
もっとこ長くここに居たい
1週間で出る予定で来たけど、来てみたら周ってみたい場所がたくさんあり過ぎて1週間じゃ足りない!だからあと10日くらいこの国にいたい。
この国来てみたら凄く楽しい!もうあと1週間は滞在したい。
でも航空券が…
旅行中はこのように滞在日程を変更したいと思うことは、日常茶飯事です。
しかし航空券を持っていたら、その決まった日で出ないといけなくなります。何で早目に航空券を買ってしまったんだろうと思うでしょう。
一刻も早くここを出たい
もうここ無理!すぐに出たい。
でも、買っておいたフライト便まであと7日もある。
旅行をしていると、逆に、想定外な地で一刻も早くここを出たい!と思うこともあるでしょう。
思っていたより、治安が悪かったり、気候が悪かったり、自然の猛威があったり、見たい所が思ったより少なかったりなど、早くここを出たいなと思うこともあります。
しかし、航空券を持っていたら、そのフライトの日まで滞在しないといけなくなります。
仲良くなったからもう少し一緒に旅行したい
私たち〇〇地方も行くんだけど、せっかく仲良くなったから、あなたも一緒に旅行きましょう!
えー行きたい!でも航空券3万円もしたから、どうしよう…。
旅行中には、仲良くなり旅友達が出来ることがあります。
せっかく仲良くなったのでもう少しこの人たちと旅行したいな、とか、この人達が〇〇に行くから一緒に行きたいな等、気持ちが揺らぐことがあります。
しかし、航空券を持っていたら出ないといけなくなるでしょう。
他に行ってみたい所ができた
次フランスに行く予定で航空券買ってたけど、どおしてもトルコとイランとに行きたくなったっちゃた。どおしよう。
旅行中には、当初は全く予定していなかった別の所に行きたくなることも頻繁にあります。
人から良いと聞いて行きたくなったり、今いる国の文化に感化されて似たような文化圏を旅行したくなったり、はたまた一緒に旅行している人に誘われてそっちに行きたくなったり等など、理由は様々です。
しかし、予め航空券を持っていると行先や日程を変えることは難しいです。
チケットを持っているとプレッシャーになる
そもそも、日程が決まっているチケットを持っていること自体がプレッシャーになります。
いつまでにどこどこに行かないと、その為にはいついつまでに、ここにはいなと、という風に考えて行動してしまいます。
そうなると柔軟に行きたい所や滞在したい場所に留まったりができなくなる要因になります。
安い航空券であればまだいいですが、高い航空券であれば簡単に捨てられないです。
キャンセルや日程変更にもお金がかかりますし、そもそも受け付けていない航空券もあります。
一つチケットを捨てると他の旅程に影響する
くぅ~
チケットなんて最悪捨てるかキャンセルしてしまえばいい!なんて思いますが、実際持っているとそうもいかない事が多いです。どうしても、旅程や行き先を変更したい場合は確かにそうできますが、その分、日程のやりくりが大変になってしまうからです。
また、航空券のキャンセルや日程変更は、金銭面の問題だけでなく、旅程のずれにも影響してくるため、なかなか気軽にキャンセルがしづらいのです。
たとえば、トルコからイギリス、その10日後にイギリスからメキシコに飛ぶ航空券を持っていて、トルコに長居したくなり、イギリス行きの航空券を高い金額を払い日程変更したとします。
しかし、イギリスからメキシコに飛ぶチケットがその後に控えているため、そうなると今度はイギリス旅行が短くなって満喫できないというジレンマが発生します。
つまり、航空券を事前にいくつか持っていると、一つ変更するだけで、その後の旅程にも影響が出てしまい、旅行が窮屈になってしまい他の旅程も変更せざるを得なくなります。
ですので、航空券はできるだけ、直前に購入するのがストレスなく旅行できるポイントです。
帰りたくない、帰りたい
長期旅行をしていると、「もう帰りたい」、や「まだ帰りたくない」など帰国に対する心境の変化が訪れます。
どちらかと言うと、「帰りたい」と思う人の方が多いでしょう。それは恐らく長旅での旅疲れや、友人や家族に会いたい等のホームシックに近い症状など様々です。
また、逆に当初の予定通りに帰りたくないという人も出てきます。半年旅行のつもりで帰国便を出発前に購入していたけど、まだ予定の3分の2しか進んでいなかったり、若しくは、もっと行きたい場所が増えたので純粋に延長したかったりなどする場合もでてきます。
ただ、どちらせよ、もし事前にフライトチケットを購入してしまっていたら、帰国したいのに、その日までずっと滞在しないといけなくなります。若しくは、キャンセル料や払い戻し料などを支払ってキャンセルや日程変更をしないといけなくなるかもしれません。予算的にも大きな損失です。
払い戻しや日程変更ができない場合も
やむを得ず、キャンセルや日程変更でフライトを変更しようと思う時もありますが、そもそもそれ自体ができない事もあります。
なぜなら、多くの長期旅行者は、できるだけ旅費を抑えたいため、格安航空会社(LCC)などの安い航空券を予約しているか、日程変更等のオプション費用を予め支払っていない事が多いからです。
✔ そもそも対応していない場合
日程変更やキャンセルで、手数料や払い戻し料金が取られてもキャンセルができる航空会社というのは、結構限られています。基本的にチケットの金額の高い大手の航空会社であれば、受け付けている場合が多いです。日本だとJALやANA等は対応しています。
しかし、バックパッカー等の利用頻度の高い格安航空会社はキャンセル自体ができないものもあります。
✔ 追加オプションに加入していない場合
若しくは、事前にキャンセルオプションを追加費用で支払っていないと対応できなかったりなどしますが、安い航空券で旅行しがちな長期旅行者は、少しでも費用を抑えたいため、そのようなオプション費用を払わない事が多いのでキャンセルや変更できない事があります。
✔ 払い戻しが現金でない場合
航空券の払い戻しが、お金ではなく航空会社のポイントの場合もあります。
そういう場合はまた同じ航空会社でチケットを予約する事でしか利用機会が得られないです。