海外旅行にはVISAかマスターカードを持って行こう

海外旅行の際に、クレジットカードを1,2枚持って行くかと思いますが、その際に何の国際ブランドのカードを持って行ったら良いか等はあまり考えないかと思います。
恐らく多くの旅行者は、カード付帯の特典(空港ラウンジ利用や海外旅行保険)をメインに考えてカードを選ぶと思います。
勿論、1枚はそれでもよいのですが、もう一枚は現地で実際に利用できるカードを持っていくようにしましょう。
海外に行くと国によってどの国際ブランドが普及しているか等の違いがあり、場所によっては持っていったカードが使えなったりする場合もあります。
目次
- 海外で普及しているクレジットカードブランド
・American expressとDiners Club
・JCBカード
・VISA、Mastercard - 最後に
海外で普及しているクレジットカードブランド

国際ブランドの種類は様々ありますが、だいたい聞いたことがあるブランドはこちらになるかと思います。
- アメリカンエクスプレス (AMEX)
- ダイナースクラブ(diners)
- マスターカード
- VISA
- JCB
正直、どれも各国で使えるカードなので好きなカードを持って行ったらよいのですが、2枚目はVISAかマスターカードを入れておいた方がよいです。
・世界の決済時のカード別割合(2020)

https://nilsonreport.com/research/
Nilson社が調べた世界でのカード利用率はVISAが40%、マスターカードが24%となっています。
シェアが多いカードの方が海外でのお店やATM対応率シェアも高くなります。
アメックスとダイナースカード
AMEXやダイナースクラブは、海外でステータスを味わいたい!という人や手厚い海外旅行保険が付いているので持って行きたい!という人は多いと思います。


実際ステータスの高いカードは、その高い年会費と引き換えに空港ラウンジが使えたり、送迎があったり、保険もしっかりしているので持って行く価値はあると思います。
その分、お金持ちだと思われて何らかの被害に遭うリスクは多少ありますが、被害にさえ合わなければ、決済カードとしては使わなくても、特典要員で持っていくこと自体でもプラスになるカードです。
しかし、ハイステータス故に、高級リゾートや先進国などのエリアでないと、対応していないケースも結構ありますので、その認識は持っておきましょう。
JCBカード
こちらは、日本が誇る国際ブランドで世界的にも流通していますが、正直、海外にいくと使えない時が結構あります。

日本企業や政府が割と浸透しているような、日本人に馴染みの深いハワイ、グアム、サイパン、タイ、マレーシア、シンガポール、バリ島、などの主要観光地であれば確かに”JCB”は強いですし、実際JCBカードを見せれば巡回バス乗車無料などの日本企業進出サービスなどもあったりします。
しかし、それ以外のエリアや国に行くと、JCBは少し弱い印象です。
弱いというのは、お店で決済できない時や、あと一番は、ATMでお金が卸せないという点です。

旅行中にお金を卸したいとき等、ATMを使いますが、JCBが対応していない機種が意外とあります。
かといって、途上国の途上エリアに行くとAMEXやダイナースクラブもハイステータス過ぎて対応していない場合も結構あります。
ですので、2枚目のカードとしては、JCBは向いていない印象です。
VISAとマスターカード
是非持って行ってもらいたいカードです。大概、どこの国のどの地域であっても、この2つのカードブランドは引き落としや決済に対応しているケースが多いです。
映画館でいつでも映画料金1,000円の【VISAカード】

ATMには対応ブランドのマークが示されていますが、VISAとMastercardはどのATMでも付いている事が多いです。
少なくとも、どちらかには必ず対応していると言えるでしょう。

ですので、VISAカードかマスターカードを1枚入れておくことをお勧めします
最後に
たくさんのクレジットカードや決済カードを海外旅行に持って行くのは、なるべくやめましょう。

海外旅行、特に長期旅行ですと、できればあまり多くのクレジットカードを持って行きたくはないことでしょう。
数を持てば持つほど、盗難や、不正利用の被害に遭うリスクが高くなりますし、スキミング等の被害で実際に知らぬうちに数百万円の請求が来たという人もいます。
1、2枚、ないしは多くても3枚くらいのクレジットカードで旅行に行くことをお勧めします。
できればそのうちの1枚はをVISAかマスタードのブランドであれば海外で使用する際に困る機会を減らせることでしょう。