旅行には薬を持っていこう

woman doctor standing

普段から持病があったり、若しくは現在一時的に罹ってしまっている症状があったりする人は、旅行にも薬などの医薬品を持っていくことでしょう。

しかし、そうでない、現在なにも病気に患っていない人であっても、旅行に行く際は少量の薬をお守り代わりに持っていくことをお勧めします。

目次

  • 旅行には薬を持っていこう
    └旅行を楽しむために
    └日本の薬が安心できる
  • 持って行くべき薬
  • 病院で薬を貰っていこう
    └市販の薬と病院の薬の違い
  • 全部持っていかない
  • 現地で薬を買おう
    └現地の病は現地の薬で
  • 帰国する人に薬を貰おう

旅行には薬を持っていこう

短期旅行であっても、長期旅行であっても、海外旅行に行く際はを日本から持っていくと良いでしょう。

close up photography of pills

たとえ、現在なにかの病気を患っていなくても、旅行中には思わぬ病気や、ちょっと風をひいてしまったり、お腹を壊してしまったりなど想定外のことがあったりします。

そうすると旅行が楽しめなくなってしまうので、そういう時のために少量の薬を日本から持参していきましょう

せっかくの旅行日を無駄にしないためにも

photo of woman wearing yellow sweater





せかっく来たのに…

ちょっと風邪っぽいから数日は無理かも

私はホテルで寝てるから皆で行ってきていいよ

私も行きたかったな…なんでこんな時に

下痢が止らないから今日はやめておこう

旅行をしていれば、体調が悪い日や、風邪をひいてしまったりして、1日ゆっくりする日もでてくるでしょう。
旅行をしているともちろん、そういう日もあります。

しかし、長期旅行であればまだいいですが、日数が限られていたりすると、休んでいる時間ももったいないですし、一緒に出掛ける約束をしていたり等すると非常にもどかしいことでしょう

無理はよくありませんが、もし、ちょっとした薬で体調が良くなるのであれば、その日を無駄にしなくて済むので、旅行を楽しむ為にも事前に日本から薬をもっていくと、そういう日を減らせるかもしれません。

日本の薬が安心

日本で処方された薬

日本の薬が良い理由

  • 平均的な日本人の体格、耐性に考慮されている
  • 日本語で書いてあるから安心感
  • 服用法方が分からなくても調べれば見つかる

日本から薬を持って行くというのは、当然、のみなれているという理由があります。

日本の薬であれば、基本的に日本人の体格を考慮して作られている薬ですし、よく知らない薬を飲むより安心できます

さらに、もし服用の仕方が分からなくてなっても、インターネットで検索すればその薬の服用の仕方(時間や量や回数)が出てくるのもありがたいです。

外国の薬だと、服用の仕方を検索しても英語などの言葉で読まないといけないので、少し不安があったり、面倒だったりするので、日本語の薬を持っていると安心できるでしょう。

持っていった方が良い薬

旅行に持っていった方がいい薬はこれだ

最低限、これだ

旅行には自分の持病の薬以外にも、主に以下のような薬を持っていくことをお勧めします。

  • 風邪薬
  • 解熱剤
  • 胃薬
  • 下痢止め
  • 痛み止め
  • ステロイド軟膏

風邪薬

慣れない環境や移動時の気候の変化で、喉が痛くなったり、寒気がしたりという事は結構あるので風邪薬は必須かと思います。

風邪薬は日本にいるときも使うので、わざわざ買わなくても持っている人は多いかと思います。

>>風邪薬は必須

解熱剤

>>解熱剤

旅行中に熱がでたときや、頭痛持ちだったりする場合など、使う場面は出てくるでしょう。

買う薬によっては、痛み止めと併用できますね。

胃薬

旅行中に現地の食事が合わなかったり食べ過ぎて少し胃が痛い場合に備え、胃薬は持っておいた方が良いでしょう。

市販でも買えるので少量常備しておきましょう。

下痢止め

下痢止めは必需品かもしれません。


現地の飲食物が合わなかったりで旅行中にお腹を下すことは結構あります。

長距離バスなど、長時間の移動もあって自由にトイレに行けない時もあるので是非持っておきたいです。

>>ちょっとストップ! 突然の下痢に

痛み止め

風邪薬や、胃薬に比べるとあまり使う機会は無いかもしれませんが、痛み止めも一応あった方が良いでしょう

使うとしたら、旅行中に思わず歯が痛み始めたり、運動をしていて脇腹にヒビがはいってしまう時などです。

脇腹はヒビが入りやすいですが、放っておいても治ります。

しかし最初の数日は笑うだけでもズキズキと痛いので、そういった時に痛み止めを飲んで緩和できます。

旅行中の痛み止め 解熱鎮痛剤
>>旅行中の痛み止めに

ステロイド軟こう

>>皮膚炎などにはリンデロン

ステロイド軟膏は、虫刺されなど、皮膚の炎症やかゆみを抑える時に使います。

ステロイドなので使い過ぎには注意です。
蚊に刺された程度であれば使わなくても大丈夫でしょう。

病院で薬を貰っていこう

市販の薬でも持っていくに越したことはありませんが、できれば病院で貰っていくと尚よしです

病院で処方してもらった薬の方がより効果が期待できるので、準備日数に余裕があれば病院に行き、先生に必要な薬を処方してもらいましょう。

長期旅行前に病院で処方してもらう薬



病院に行って医師に伝えれば、下痢止めや胃腸薬、風邪薬など必要な日数分を処方してもらえるでしょう。

a doctor holding a clipboard

市販の薬と病院の薬の違い

簡潔に言うと、病院で処方してもらった薬の方が効きます。

市販の薬は、一般用医薬品と呼ばれ、病院で医師に処方してもらった薬は医療用医薬品といいます。

市販の一般医薬品

一般用医薬品は、安全性が重視されていて、お年寄りから子供まで、大柄な人から小柄な人までなど、様々な人が使用することを考慮して、安全が優先されています。

そのため、有効成分の含有量は、医療用医薬品に比べると少なめになっているものが多く、病気の初期や軽症の段階で使用するように作られています

一方、医療用医薬品は、第一の目的を、病気に有効であることとしています

そのため、使われる有効成分の種類も多く、効き目を強くしてあります

また、さまざまな病気や症状の治療に対応できるよう、非常に多くの薬があるので、医師がそれぞれの患者さんの症状に合わせて、選んでいるのでそのぶん効きやすくなっています。

people woman sitting technology

たくさん持っていかなくていい

multicolor heart shaped candies

持って行くの薬の量は少量だけで大丈夫です。

買って行った箱ごと全部持っていっても、実際つかうのは少量のことが多いですし、人によっては、使わないことの方が多いかもしれません。

買ったものを3日分とか5日分だけ切りとって数粒を持っていけば充分でしょう

不安だからと言って沢山持っていく必要はないです。
足りなくなったら現地でも薬は買えるので深く気にしなくても大丈夫です。

100円ショップなどで買ったタブレットケースに少量づつ小分けにして入れる等もありですね。

その土地の病はその土地で

現地で薬を買おう

man in beige dress shirt holding white plastic bottle

日本で買っていったり、日本の病院で処方してもらうのが一番ですが、かといって、そこまで深刻に考える必要はありません

持っていない薬や、足りなくなった薬は、現地にも薬局のようなお店がどこの国にもあるので、現地の人に症状などを説明して勧めてもらったものを買うと良いでしょう。

不安だからと言って、日本で何十種類もの薬を何十日分も詰め込んで旅立つなんてことはせずに、もっと気軽に考えて旅行を楽しみましょう。

professional pharmacist in modern drugstore space for text

”現地の病は現地の薬で” というような言葉は聞いたことがあるかと思いますが、本当にその通りで、旅行をしていると、現地で発症した症状などは、現地の人に貰った薬や、現地の治し方でケロッと治ってしまうことがあります。

people woman sitting technology

また、その土地特有の気候や生物などもいるので、現地の人の方が治し方にも詳しいです

日本から持っていった薬が効かず、現地でしか手に入りづらい薬で治ったりすることもあります。

その土地で起きた症状はその現地のお医者さんなどに処方してもらった薬を服用してみるのも良いでしょう。

ただ、耐性に不安があれば、自身で事前に調べて確認しましょう。

帰国する人に薬を貰おう

happy female traveler with suitcase on red background

明日帰るからあげる

長期旅行者あるあるですが、帰国する人に物を貰うという手段があります。

バックパッカーなど長期旅行をしていると、もう帰国するだけという人に宿などで出会います。

もう明日日本に帰国するんだけど、これ使わなかったからあげる。

a close up shot of a person holding a bottle of perfume



日本人であれば日本の薬を持っている可能性が高いので、そういった人に、使わなかった医療品や余っている薬、自分が足りなくなった薬などを貰うと良いでしょう

そういう風に、相手から不要な物をもらい、自分が帰国する時はあげたりして、助け合って旅行している人が多いです。

また、情報を貰えるので、それもありがたいです。

〇〇地域にいくなら高山病になりやすいから、出発前に〇〇という現地の薬を買っておくと良いですよ。

あそこに行くならこの薬持っていった方が良いよ、とかこの薬が現地で手に入るので買った方がいいよ、などといった情報です。

旅行中は積極的に情報交換しましょう。