バックパックの選び方
短期旅行であれば好きなバッグやスーツケースでいいと思いますが、初めての長期旅行者であればどんなバックパックを用意すればいいのか悩むと思います。持ち物リストのページ>>でも少し記載しましたが、長期旅行者の初めて大型バックパックを買う人向けの選び方を説明します。
目次
- バックパックの大きさ
- 大きすぎると沢山持って行ってしまう
- 機内持ち込みサイズを選びたい
- 構造
- 使い方
バックパックの大きさ
長期旅行する人のなかで凄く大きなバックパックを背負っている人を見たことがあると思います。
たくさん持って行く物があるので、あのようなサイズになるのですが、その分、重量も重いため、体に負荷がかかり、移動自体も億劫になったり、荷物を一回一回出した後のパッキング(梱包作業)もかなり面倒くさくなります。
実際、多くの場合、中に入っているものは不要な物のことが多いので、できれば軽い荷物でいくことをお勧めします。
大きすぎると沢山持っていってしまう
あれも持っていきたい、これも持っていきたい
バックパックの大きさは持って行く持ち物の量で決まりますが、逆にいえば、持って行く物の量はバックパックの大きさで決まります。
担いで移動することを考慮するとそんなに大きい荷物ではない方がいいです。大きければその分、たくさんの荷物を詰められる為、まだ入るまだはいると思い、心理的に荷物を詰め込み過ぎてしまいます。
まだ入るのに、詰め込まないのはもったいない、これも持っていこう、あれも持っていこうという心理になってしまいがちです。
お、まだまだ余分なスペースがあるな。
これも入れられる。あれも入れられる。ドライヤーも入るぞ。
一方、大きなサイズでなければ、いかにして荷物を軽減するかに考えが向くので、「これは持っていくのやめておこう」、「これは現地で必要になったら買えばいいや」という量を減らす思考になっていきます。そのため、大きすぎないバックパックを選ぶと詰め込みたい欲の抑制になります。
ちょっと入らないから、これとこれを持って行くのは諦めよう。
機内持ち込み可能サイズを選びたい
不安症でたくさん荷物を持って行きたい人や、ミニマリストの様に最低限の物だけ詰めて小荷物で行きたい人など別れると思いますが、できれば機内持ち込み可能なサイズを選んだ方が良いでしょう。
例えば、バックパッカーがよく利用する某格安航空会社ですと、高さ56cm、幅36cm、10kg以内までというサイズ制限があります。
重さはどの航空会社も大体7Kg~10Kg以内のところが多い印象です。
機内持ち込み可のサイズとは、バックパックで言うと、35~45ℓ位までのサイズです。
とは言っても、中に容れる荷物のサイズでバックの大きさは上下しますので、機内持ち込み前に荷物の量や重さを出し入れして調整しましょう。
航空会社にもよりますが、多くの場合、機内持ち込み荷物の大きさを正確に採寸されることはあまりないです。
一応、カゴに容れてざっくりと大きさや重さを量ることは稀にありますが、ちょっと数cm、数十グラムオーバーしてたらどうとかはないでしょう。
あまりに大きすぎて、見るからにサイズオーバーだよねというバッグでない限りは、厳しくは対処されないことが多いです。
バックパックを機内に持ち込むメリット
- 機内預け手数料を払わなくて済む
- 飛行機を降りた時に荷物を待つ煩わしさがない
- 紛失や他便に持っていかれるリスクが無い ※意外と多い
1、まず、機内持ち込むメリットととして、手数料を払わなくて済むというのは、低予算で旅行をしているバックパッカーにはかなり重要です。手荷物を預けると追加で2,000円~4,000円程度の費用がかかるので、機内に持ち込めばその分を節約できます。
2、次に、飛行機を降りた後は手早く入管エリアを通過して入国したいものですが、自分の預け荷物を20分ほど待たないといけないのは煩わしいでしょう。その分の時間もかからずに済みます。
3、最後に、一番重要ですが、他便に紛れ込んで自分の荷物が違う場所に行ってしまうということがない、というのはとても安心です。
海外旅行では、意外と多く、自分の荷物が同じ便で同じ空港に到着していないということが稀に起こり得ます。航空会社や保険会社の補償はありますが、かなり精神的には参るでしょう。
構造
中が分離しているタイプのバックパックを選ぼう
貴重品が盗まれるリスクを減らすため、バックパックは中の構造が分離していて、それぞれが繋がっていないのがベスト。
中が繋がっていたとしても南京錠などで施錠できる構造が良いです。
上のチャックが開けられてしまっても、中断や下段にたどり着けない構造がベスト
外面には南京錠でロックして開けられないようにしましょう
素材は切れたり、擦れたりしても大丈夫な丈夫なバックパックが良いですが、今は主要メーカーのバッグであれば、どれも品質が良いので、これはそこまで気を遣わなくて大丈夫でしょう。
上部が被せる式のバックパックだと便利
被せる式のバックパックだと追加で5ℓ分くらいの荷物が増やせます。
使い方
ただ背負えばいい訳ではない
実はバックパックはただ、背負えばいいという訳ではなく、使い方、背負い方があります。
- ウエストベルトを締める
- 肩紐はきつすぎ無い程度に締める
- チェストベルトを締める
- 女性が男性のを使わない。逆も然り
ウエストベルトを締めないと重さが全て肩に乗ってしまうので、必ずベルトの付いているものにし、移動中は締めることで腰へ重さを分散させます。
男女で造りが異なるので、女性がメンズ、男性がレディースのバックパックを買わないようにしましょう。
男女で体型が異なるため、多くの山岳系バックパックは、ウエストベルトは、女性は腰骨の上のくびれに固定する様に作られてあり、一方、男性のは腰骨に巻いて固定する様に作られています。
ですので、女性が男性のデザインが良いからといって、メンズ商品を買ってしまうと、ベルトの位置が若干異なるため、使いずらくなってしまうかもしれません。
レインカバーで防犯
バックパックは防犯でレインカバーで覆ってしまえば、開けるのが面倒くさいので、荷物の窃盗被害に遭いにくいです。
長距離移動時、バスに荷物を預けないといけない時など、レインカバーをしてから渡すと、いたずらされづらいです。